県立入試数学について

2016年03月16日 23:51

 中3生の皆さん、お疲れ様でした。学習で頑張った半年間の成果が実ったことでしょう。今年の入試は、5の証明問題が全答式になり、さらに線分の長さを求める問題も

追加されました、これは、高校数学1で学習する垂心でしたが、知らなくても、直角二等辺三角形になることに気づけば、暗算でも出る問題でした。

 やはり、今年も最後の8の(2)問題は難問で、三角形の面積の比は底辺の比を利用するものでした。この問題に対処するのが塾で鍛える所以ですが、できたのは一握り

の生徒でしょう。

 伏兵は、4の(2)と6の(2)でした。4の円がらみの二次関数は新傾向でした。△ABCが直角に等辺三角形になることがポイントで、∠ABCが90度になるのがわかれば、

ACが直径になると判明し、中心が(-2、0)となり、三平方を利用すると解けると気づいたでしょう。

 また、6の水槽の問題は塾でだいぶやりましたが、二つの給水はまれな問題で、準備ができませんでした。ただ、A水槽のグラフは書いてあるので、B水槽のグラフを書け

た生徒は、AとBの一次関数の式を求めてから、交点を求められたはずです。

 さらに、7の資料の整理の問題はゆとりが終わり、新課程になってから、よく出題されるようになりました。情報時代の流行りの問題ですが、数学とは余り関係ないような気

がしてなりません。