それは生き方

　「生きる目的って、何だろう。」それは一言でいうと、「進化するため。」で、子供の時は学習し、大人になると働いて、家庭を作り、子供を育てる。そんな中で、人は成長し、進化していく。人類は、この地球上で、進化し続けてきたし、これからも、進化し続けていく。

　では、個人的にみると、「生きる目的は、自分を知り、社会に尽くすため。」ここで、社会に尽くすとは、人々を仕事を通じて助けることです。それには、自分のやりたいことを探す必要があります。そうでないと、長続きせずに、仕事を替えることになります。何よりも、心が楽しくないし、仕事にやる気も起きないからです。そうなると、別な人にやってもらったほうが良いわけで、他人に道を譲ったほうが自分のためにも、みんなのためにもなります。もちろん、いろいろな仕事を経験するのは、見方が多様化して、人を理解するのに役立つのも事実なのですが。

　生きる目的は、あくまでも、社会的な貢献であり、人々を幸せにすることです。その生活の中で、自分の心や考え方の深さに変化が見られます。簡単に言えば、職業を通して、見分を深め、様々な立場で心情を味わい、社会の人々を理解していくのです。

　一つの仕事に人生を捧げるのは、スペシャリストとして、あるいは、公務員として、専門的な仕事ができ、社会を発展させる、基礎的な貢献ができます。企業家になるなら、現代の生活を豊かにする、物質的な貢献ができます。スポーツのプロになるなら、人々に感動をもたらし、精神的な喜びや生きる力を呼び起こします。今、高齢者の人口の増加とともに、介護する人が多く必要とされています。

　生きる目的とは、どんな形であれ、社会に影響を及ぼすことです。それは、人々の生活を幸福に導くものでなくては、良い方向とは言えません。人々が苦しんだり、不幸になるとすれば、それは間違った方向であり、修正されなければなりません。個人的にも、仕事をしていて、ただつらいだけなら、向いている仕事ではないのです。生きる目的とは、生きがいのある仕事に巡り合うことであり、生きがいのある家庭を作ることです。

　仕事を選ぶときは、自分が好きか、嫌いか。やっていて、楽しいか、つらいか。この基準で選べば、長続きする仕事に巡り合えるはず。生きる目的も、自ずと見えてくるはず。まずは、恐れずに、行動してみよう。