不安がやる気の源

2013年11月23日 18:42

 受験勉強をするのは、志望校に合格するためですが、不安でいっぱいという生徒もいると思います。その不安は、どこから来るかといえば、合格する自信がないからです。では、合格する自信はどこから来るかといえば、模擬テストで合格判定をもらうか、その大学の問題がスラスラ解けるというときです。とすれば、自信をつけるにはどうするかというと、学習して、学力をつけるしかないわけです。しかし、不安の中で学習していると、できないことばかり目について、焦ってしまいがちです。学力は一日にしてならずも真実ですが、君はこれまで学校の授業を受け、家で学習し、学力を身に着けてきたわけです。遊んでいたわけではありません。もし、遊んでいた生徒なら、不安にはなりません。そんな感覚はないからです。真面目に学習してきたからこそ感じる不安や自信のなさは、学習絵のやる気と表裏一体なのです。不安だから学習への意欲が湧くのです。自信がないから、必死になり、学力が向上するのです。もし、そうでないならば、君は本気で不安がってはいません。本当に不安なら、遊ぶ暇はなく学習し、寝る時間も惜しんで、英語の単語や社会の暗鬼をしているはずです。つまり、本気で心配するなら、学習に忙しくて、心配している時間はないのです。不安は学習へのやる気を出す起爆剤となっても、妨げにはなりません。もし、不安で落ち着かないというのなら、すぐに、机に向かい勉強してください。眠るのを忘れるくらいに学習に集中すれば、道は開けてきます。本気になっても、駄目だったという生徒を私は見たことありません。もちろん、志望校には受からなくても、その生徒にとっての最高の結果が表れてきます。傍から見て、そう思えるから不思議なものです。もっともよい結果になります。ですから、できるだけ不安になり、学習できることを願っています。