今月の俳句・短歌

2018年04月27日 17:00

5月 桜咲き 空を見上げる 幸せよ

4月 待ちわびし 君の心に 桜咲く

3月 梅の花 春の訪れ 告げて咲く

2月 本気なら 君の願いは 叶うはず

1月 雪が降る 芸妓の舞か 白化粧

12月 師走道 車つづくよ 線路のごとく

11月 霜の中 朝日を浴びて 自転車走る

10月 ススキ梅雨 時代変われば アワダチ梅雨

9月 赤信号 道端で咲く 彼岸花 

8月 草取りで 血管年齢 下げる汗

7月 満月や 七夕空に 星見えず

6月 トランプで カード戦争 正恩と

5月 連休や 子供たちとの 特訓の日々

4月 花吹雪 風の歌など 聞こえるといい

3月 正男 無念の命 馬に散る

2月 権力や おごる弟 下剋上

2017 1月 トランプを デモ隊祝う 暴動化

12月 ふわふわと 真壁の街に 降りてくる 蝶々の群れや 初の雪

11月 秋風や 馬が客乗せ 草千里

10月 台風や もうたくさんだ 早よ行けよ

9月 イチロウを 伝説にする 三千打

8月 夏祭り 浴衣の波を 崩す山車

7月 善意など 通じぬ相手 テロリスト

6月 遊ぶ日を 先に決めるぞ 夏休み

5月 母の顔 カーネイション花 届く笑み

4月 また地震 自然のいじめ 誰に告ぐ

3月 パンジー花 ヒヨドリ食べて 妻泪 

2月 雪景色 農家の人の 苦悩知る

1月 年越しを 生徒とともに 二十年 迎える年は いつも教室

お正月 お年玉 私も待つは 申の知恵 

     お正月 寒さが染みるこの季節 お餅の熱さ 雑煮に限る

12月 師走とて 東奔西走 する中で 今年の課題 解けて消えゆく

11月   十五日 紅葉の時期 遅くなり 温暖化進む 半世紀かな

10月  常総の 七十五年 過ぎし日の 洪水話 物語る母

9月 驚くは 濁流の中 残されし 助け求める テレビ映像

8月 HEROが 大ヒットする 世相なり 私が願う 君がHERO

7月 冬ソナを 夏に見るのは ちょうどいい その雪景色 涼しさ誘う

6月 信長が 義元の首 討ちたりと 今川焼に 舌鼓み打つ

5月 沖縄と 本土の首長 対峙して 粛々とせぬ 基地の移転地

4月 桜咲く 満開の日々 肌寒く 雨天の空は 恨めしいかな

3月 庭先を ふと眺めれば 梅の花 草木にこぼれ 雪のごとくに

2月 三か月 ヒノキ伐採 するにつれ ノコギリ引きの 楽しさを知る

1月 ちらちらと 舞う粉雪に 汗ぬぐい その柔らかさ 綿アメのよう

12月 五十路にて 地震津波の 洗礼に 人生の坂 また越えるなり

11月 紅葉枝 ご馳走ありと 尾長鳥 たわわに実る 熟柿を食らう

10月 つくば道 トレノのドアに 豆腐店 思わず踏んだ アクセル全開

9月 クワ太郎 続いて来たり ガタ次郎 心なごます ふた月の友

8月 ミサイルで 撃墜される 旅客機が 人の愚かさ 知らしめるなり

7月 愛犬の 帰宅する度 吠える声 聞けぬ寂しさ 雨音響く

6月 鶯が 竹林の中 鳴く姉家

5月 STAPにて STEPを踏む 小保方氏 世紀の発見 毀誉褒貶す

4月 三年か 梅が咲いたり 庭の木の 東北の地は まだ雪らしい

3月 ソチの舞 侃侃諤諤 騒ぐれど 滑る真央のみ 知る涙かな

2月 夕焼けに 現われたるは 富士の山 遠き御姿 見とれてやまぬ

1月 山々が 枯れ草色に 身を覆い 寒風吹くや 真冬到来

12月 紅葉の 化粧施し 山々は 小春日和に お出かけ模様

11月 山の神 感謝して飲む 清水かな 

10月 中秋の 満月に会い 手を合わす

9月 冷夏かな 小笠原居ぬ 二週間 オホーツク去り 猛暑となりぬ

8月 塩汗が 額に頬に 目にしみて 胴着と小手の 臭いにくらむ

7月 庭木切り 泣き面ならぬ 汗面を 蚊の一刺しや 真夏来たれり

6月 太陽が 恋しい季節 空見上げ 食べる弁当 セキレイわらう 

5月 久しぶり その文章に 魂が 宿るがごとく 体にしみる